高原ロッジがなくなる!?
2008-07-25


自治会会長研修で高原ロッジに行きました。
 
 研修会に集まった会長さんたちの間では「この高原ロッジも無くなるらしいなあ・・・」という話がしきりでしたので、「酒井議員ちょっと説明して」と振られて、思わぬところで市政報告をすることに。

 ちょうど前日、議会の経済環境委員会で継続審査になっていた「高原ロッジを廃止する条例」が可決されたばかり。「廃止」といっても無くなるのではなく、民間に売って経営を続けてもらうのです。

 買い手は「門屋」という会社。売値は敷地全部と建物で5000万円。
「たったの?!」と思いますが、最近は毎年7000万円の赤字が出ているし、もっとお客に来てもらうためには部屋の改修などで3億円程度の経費もかかるとのこと。
 その上、その地域は最近、市街化調整区域となり、今の用途以外には使えなくなったので評価額もうんと下がった、と聞いては「仕方ないかな」という気持ちになります。
 
このような事業こそ民間に経営してもらったほうがよいと思いますからやむを得ぬ選択だと思います。 
 
 ただしその場合、従業員の雇用が心配です。市当局には「退職、再就職に関して従業員側と十分な話し合いをするように」と強く申し入れてきました。
しかし6月議会に「廃止条例」が提案された時点では、労働組合に対して退職金や再就職の支援の提案さえできていない状態でした。そこで「その交渉が入り口に入る前に廃止OKというわけにはいかない」という理由で継続審議に賛成したのです。

 今回はそれから一か月、市からは門屋への再就職の斡旋と、退職金の約2倍割り増しを条件として提示したいという意向が示されました。労働組合にはまだ示せていないが、それは組合側の都合で交渉がもてなかったからだということでした。
 
 この条件がスタートラインになるなら、「事業終了解雇」の条件のまっとうな交渉になるだろうと思われることと、門屋さんに責任のないことでこれ以上待たせるわけにもいかないことを考え合わせて、議決することに賛成しました。
[市民の力ニュース]

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