敵基地攻撃能力と専守防衛
2023-02-08


我々は、今一度「専守防衛」という考え方の重要性を見直さなくてはならないのではないでしょうか。軍事力の不保持という理想は維持したままでも「専守防衛」の意義を語る勇気がいるのではないでしょうか。
戦争や安全保障の議論の中に「正当性」や「正義」が語られ、それを求める「国際世論」が大きな力として位置付けられる、そういう時代に私たちはようやくたどり着きかけていることを忘れてはいけません。その意味でウクライナの闘い方が、純軍事的には不合理ともいえるくらいロシア領内への攻撃を抑制している事にも思いを致すべきです。

もちろん、私たちの国が国際社会に向けて「専守防衛」の正当性を主張するためには、相手に攻撃させないだけの、国としての「正義」と「正当性」を、近隣国との過去の関係の反省、謝罪の上に確立しておくことが必要であることはいうまでもありません。

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